Why did you join BBS?

 埼玉県出身。東京での学生時代はプロダクトデザインを学びました。地場産業に興味があったので、卒業後は富山県の鋳物工房に就職。そこで工作機械に出会い、機械加工を極めたいとBBSに入社しました。そして今やっている仕事は…… 

PERSON 04

どんな仕事をしていますか?

三次元測定のプログラミングを担当
NC旋盤も修行中

入社してからずっと担当しているのは、三次元測定機のプログラム作成。工場では、工程ごとにホイールの寸法・穴位置・輪郭形状などを測定して合格かどうか判定するんですが、それを自動でできるようにする仕事です。
設計者がどんなに緻密に計算して図面を書いても、実物が図面どおりでないと性能が発揮できませんよね。そのため三次元測定は製造に欠かせない重要な検査。プログラム作成のやりがいも大きいです。

また現在は、前述の仕事と並行してNC旋盤という機械のプログラムも修行中。
どの機械のプログラムも、先輩方が試行錯誤してきた秘伝のタレのような工夫がいっぱいで「なるほど!」の連続です。
私もより良いプログラムが作れるよう、先輩や現場から学んでいきたいですね。そして新しい機械や加工方法にも挑戦したい。いろんな方面からモノづくりの世界を極めていきたいと思っています。

PERSON 04

エピソードがあれば……

シミュレーションと現実は違う
現場の大切さを実感

事務棟にあるPCでプログラムを作成し、シミュレーションで確認して問題がなければ工場の測定機に転送して実際に動かします。
けれどシミュレーションで問題がなくても、実際の測定では不具合が起きて機械が止まることもあって。最初は「?」だったのですが…。

シミュレーションでは寸法精度ばっちりな3Dモデルを測定しますけど、実際のホイールは寸法にばらつきがあります。わずか0.1mm以下の寸法差でも、測定や計算のしかたによっては正しく測定できなかったり、エラーにつながってしまうんですね。
ですから加工方法を学んで「ここの形状はこうばらつくから、こう測定しよう」「こんな計算式にしよう」といった工夫が必要になってくる。
「ものづくりは現場」。その大切さを学びました。

1週間の仕事の時間配分

オフの1日

休日は猫と過ごしています。コロナ禍で外出しづらかった頃、家の前で出会いました。洗濯機が揺れると上に乗って押さえてくれる、健気でやさしい子です。旅行に行く時は、社内の猫好きの方にお預けすることも。

PERSON 04

BBSに入社して驚いたり感心したりしたことは?

レースを観戦
レーサーとの会話から
BBSの存在感を知る

富士スピードウェイで見学した女性ドライバーによるプロレースシリーズ「競争女子KYOJO-CUP」は、とても印象的な体験でした。サプライヤーとしての立場で、BBSの営業・設計の人たちと一緒にピット入り。レーサーたちに「ウチのホイール、どうですか?」とたずねたところ、「走り心地、立ち上がりがいい」「コーナーでの踏ん張りが違う」「ホイールを変えたらすぐにわかる」など、プロレーサーならではの意見を直接聞くことができました。「そうか、彼女たちの闘いに、私の仕事は繋がっているんだな」と実感できた瞬間でした。

MESSAGE

世界の人から長く愛される
そんなものづくりに携わる喜び

BBSでは、見えないところまで徹底的にこだわってホイールを作っています。そのこだわりをユーザーがしっかり感じ取ってくれる。これってとても幸せなことだと思います。
プロからも、クルマ好きの一般の人からも、世界中の人から愛され信頼されている製品。長く大切に使ってもらえる製品。そんなものづくりに携わる喜びが、BBSにはあります。