Membersメンバー紹介
- 管理本部 品質保証担当
- T.Yさん
- 2009年入社
- 開発本部 先行開発担当
- M.Kさん
- 2023年入社
- 人財・総務部
- K.Hさん
- 2016年入社
- 営業本部 海外営業担当
- S.Kさん
- 2024年入社
- 開発本部 先行開発担当
- E.Uさん
- 2016年入社
- 開発本部 設計担当
- T.Nさん
- 2015年入社
今日は入社1年目の人から15年目のベテランまで部署や担当グループも違う人に集まってもらいました。
BBSの雰囲気や、どんな人がいるのかなどを、実感レベルで分かってもらいたいと思い企画しました。気軽にいつもと変わらない感じでやりましょう。
最初に、どんな理由でBBSに入社したのか。そんなことから始めましょうか。
TOPICS 01
BBSを選んだ理由
15年も前のことなので……
私は1年目だから、記憶が鮮明。
それじゃ、S・Kさんからお願いします。
以前はIT系の会社に勤めていました。実物がない世界なので難しい部分があって……漠然とですが「目に見えるものを売ってみたい」という思いがありました。
その後海外留学を経て、前職の営業の経験が活かせて、英語も活かせる仕事を探していたとき、BBSが人材募集していることを知って応募しました。HPを見ると、ものすごくこだわったモノづくりをしているのを感じて、働いてみたい!と思いました。
自動車のホイールに興味あったんですか?
いえ、まったく(笑)
調べてみたら、F1のホイールを独占供給している会社だと知りました。
それはきっとすごいものづくりをしているに違いないと。
T・Yさん、そろそろ思い出してきました? 15年前のことを。
そうそう。高校の時に会社見学に来たんですよ。
そのときに役員の人から「BBSって単なるサプライヤーじゃない。世界のカーメーカーからも認められるホイールブランド。自信をもって仕事ができる会社なんだ」と説明があって、高校生ながらそこに感銘を受けたという思い出が。
僕は新卒入社2年目ですが、就活の時はものづくりの仕事を志願してました。何をつくっているかには、あまりこだわりはなかったんですが、つくるなら、やっぱり世界一、とか、日本一のところがいいな、と。
E・Uさんは、大学はデザイン系でしたよね?
はい。地元の富山でデザイン系の仕事をしたくて、地元の大学でデザインを学んでいました。
私が就活していた時は、平面的なデザインがメインのデザイン会社や印刷会社の募集が多かったのですが、私はどちらかと言うと立体物のデザインをやりたかったので、プロダクトデザインが出来る会社を探していました。
そこで見つけたのがホイールの会社で、海外でも名が通っているメーカーだと聞いて、そんな会社でデザインの仕事ができるんだと思って、入社しました。
TOPICS 02
「世界」を感じるとき
BBSは、モータースポーツやクルマの世界では知名度が高いんですが、それに興味のない人にとってはいまひとつ身近な存在じゃない。
世界トップレベルのモノをつくっている企業だってことを、分かりやすく発信したいんですけど、皆さんがそんなふうに感じた出来事を紹介してください。
僕は、やっぱり自動車メーカーの開発担当者とメンチョクで打ち合わせするときですかね。
あの……メンチョクって、読んでいる人はたぶん分からないと思うんですけど。
あそうか。この業界って特殊な「業界言葉」が多いから(笑)
直接、面と向かって打ち合わせすることね。ちなみに自動車メーカーによっては「メンチャク」と発音する会社もあるみたいです (笑)
T・Nさんも、M・KさんもE・Uさんもメンチョクやってるよね?
うん。僕もメンチョク、よく行ってますよ。
ところでメンチョクって言い方、一般社会でも使いますよね?
いやいや、使いません(笑)
僕の場合だとメンチョクに行くのは、T社、S社、S社のモータースポーツ分野の企業。M社もありますね。
それぞれの本社に行って、打ち合わせします。
BBSは自社ホイールだけではなく、各社のメーカーオプションのホイールも作っているので、メンチョクに行きます。メーカーオプションというのは、BBS製なんだけれど、自動車メーカーのロゴが入ったホイールですね~
国内だけではなく、海外の自動車メーカーからもたくさんオファーをいただいています。
S・Kさんは先日、海外からのお客様をアテンドしていましたね?
品質関連の打ち合わせで、ドイツのVグループが本社工場に来社されたので通訳としてご案内しました。
入社1年目にして世界の自動車メーカーの人と仕事ができたのは、すごい感動でしたね。
サプライヤーの監査で、Vグループの品質保証担当の方がここ高岡にやってこられた。
S・Kさんが東京からアテンドして、僕が監査の場で回答し、それをS・Kさんに通訳してもらう。
私は英語なんですけれど、先輩にはドイツ語や中国語を話す人もいらっしゃいます。
英語を話せる人はとても多いですね。
僕は、工場内のホイールを見るだけでも、世界を感じますよ。
工場に行くと、これからレースで使われるF1のホイールが、普通にありますから。
3~4千万円するクルマの……
足まわりがそこいらに……
ごろごろあるんです。「ごろごろ」って、ちょっと言い方が悪いですが(笑)
そんな世界的な会社から、サプライヤーとして認められリスペクトされる品質が、ここでつくられている。そこはちょっと自慢したいところです。
TOPICS 03
決してマネできないノウハウがある
入社して、ビックリしたことってありますか?
僕はですね、超大型のプレス機の迫力にビックリしたというのもあるんですが、けっこう細かい工程もあって、ちゃんと人が目で見て、手をかけてつくっているところに感動しました。
職人的なものづくりがあるんだなと。
僕はF1などカーレースで使われる特注のホイールと、一般に市販されるホイールが同じラインでつくられていることに驚きでした。
特注製品なら、人目につかないところでこっそりつくる、というイメージですけど……
ラインで普通に流れてますもんね(笑)
BBSは、メインラインしかないですからね。メインファクトリのメインラインで全ての製品をつくっています。
だから、全製品F1品質。
それと鍛造製品っていうのは、外見だけでは、どうやってつくっているのか。そのつくり方のノウハウは分からないものです。
生産ラインを見ても、分かりませんよね。経験値の塊ですから、マネはできない。
温度や圧力、時間の制御、素材の化学成分組成……そんな超ビミョーなノウハウの積み重ねが、ホイールという金属の塊の中に全部入っているわけですからね。
品質についてちょっと補足すると、市販されるホイールは必ず公的機関が決めた基準をクリアしていなくてはならなくて、クリアした製品にはJWLとVIAの刻印が押されます。
JWLというのは、国土交通省が決めた品質・安全性の基準をホイール製造業者が自社で試験してクリアした製品に押すもの。VIAは国土交通省の基準を第三者機関であるホイール試験協議会が審査・判定したものに押されます。
BBSはさらに厳しい合格基準を、すべての製品に対して設けているんです。公的基準より、社内の基準のほうが高くて厳しい。そんな製品です。
TOPICS 04
BBSに「過剰にある」ものとは??
次の話題ですが、「BBSに豊富にあるもの」と「足りないもの」について考えてみたいと思います。
まず「豊富にあるもの」から。何かありますか?
以前から思ってたんですけど、BBSの営業の人って、キャラが過剰に濃くないですか?
「個性」が豊富……というか、キャラが濃いですね、特に営業の人たちは(笑)
営業には国内・海外・販売促進の3チームがありますが、皆さん話していてとっても面白い!先日国内のショップを訪問する機会があって。
国内の様々なカー用品店でBBSは高く評価されているんですが、それはBBSのブランド力に加えて、営業の人たちのキャラもすごく影響していると思います。
具体的にどんなキャラなんですか?
お笑い芸人系(笑) 飲み会の時のトーク力がものすごくて。
みんな仲いいですよね。
うん。仲いいです。
TOPICS 05
BBSに「足りない」ものとは??
今度は「足りないもの」とか、もうちょっとこうすればもっといいのに……と思うことって?
BBSってどうしてもレース用とかモータースポーツのイメージが強くて。
最近はSUVの人気が高いですよね。
そうなんだよ。レース用のホイールでBBSはノウハウや知見を豊富に持っていて、それが現在のあのメッシュ型のホイールデザインに集約されている。
けれどSUVとかワゴン車とか、他の車種にマッチするデザインとかカラーリングでは、ちょっと出遅れていて、そのあたりが今BBSに足りないところだと思う。
今、E・UさんとM・Kさんは、新しいイメージの製品開発に挑んでいますよね?
ワゴン車向けの、これまでのBBSのイメージを一新するようなホイールを、昨年市場に出しました。
今後は市場やお客さんの趣向を意識したものづくりをしていく必要がある。そういうカスタマーオリエンテッドな姿勢が、ちょっと足りなかったんじゃないかと思っています。
情報発信も足りないよね。
あまり表に出さないというか。
せっかく高品質なモノを作っているんだから、もっともっと多くの人にその良さを知ってほしいですよね。
TOPICS 06
ひそかに抱く「思い」について語ってみる
今日はいい機会だから、私としては「BBSをこうしていきたい」「こんな製品をつくってみたい」など、そんな皆の「思い」を聞いてみたいね。
野望、ですか。おお〜
僕としてはユーザーの好みに応じてホイールのカラーや一部のデザインをカスタマイズできるような製品を開発したいですね。本体のデザインに加え、アクセサリーパーツなどもシステム化するなど、ユーザー目線のオンリーワン的なニーズに応えたい。
これは私個人の思いなんですけど、新人をどんどん採用し、デザイン部門を強化して、みんなで「これぞ新世代のBBSホイールだ!」という製品をつくりたい。
お。大胆な(笑)
BBSといえば、Y字型のメッシュデザインのイメージが強くあります。
メッシュデザインは性能的に優れており、良いデザインですが、ブランドが出来たときからメインとして売り出しているために、昔ながらと言うイメージも付いてしまいます。
その印象を打破するために、いろんなデザインを考案していきたいと思っています。
野望の実現に向けてがんばれ!
E・Uさんのデザインが売れていけば、それが未来のBBSの顔になる。「E・UのデザインこそBBS」ってことになるからね。
TOPICS 07
「BBSに向いている人」について考える
BBSの会社に向いている人って、どんな人だと思いますか?
どんな人が向いていますかね?
採用の仕事を担当しているK・Hさんはどうなの?
先ほど話題に出ていた「キャラの濃い人」も、もちろん向いていると思いますが...
やっぱり、ちゃんとコミュニケーションをとれる人。あとは挑戦心のある人。BBSってこれまでもいろいろ「世界初」っていうのを出したりしていますし、これからもそういう風土は大事だと思っていますので、「挑戦できる人」というのは必要だと思っています。
僕としては「何ごとも疑問に思う人」ですね。
「当たり前」とは思わない?
はい。何ごとも「なんでそうなっているのか?」と疑問に思って、その疑問を解決しようと思う人。その疑問が新しい製品の開発につながる。
設計でも「なぜこの寸法になっているのか?」という、ほんの些細なことでも疑問に思うこと。
気づくことで発見があるし、視野も広がると思います。
僕は開発部門ですが、僕の設計をモノにするのは現場の人たち。だから様々な部署の人たちと、互いに尊重しあいながら一緒にやっていく協調性、そのためのコミュニケーションというのは、絶対に必要だと思っています。
自分の思うことはちゃんと言えて、いろんな人と話し学ぶことができれば、自分も成長していけますから。
新しいことに興味を持てる人。BBSってけっこう新しい技術を使ったり、新素材を開発したり……新しもの好きなところがありますから。
それと世の中の新しい動きにも敏感な人。これからのBBSに必要になってくると思います。
ものづくりに興味のある人には、楽しい会社だと思います。実は私、クルマにはまったく興味がないんですが、工場で大きな金属の塊がプレスされ、次第にホイールになっていくのを見たときには、ものすごく面白いと思いましたから。
TOPICS 08
BBSのちょっとユニークな福利厚生制度
BBSって福利厚生制度もしっかりしていて、たいがいの制度は整っていますが、BBSならではのユニークなものもあるんだよね。
この話題は、やっぱりK・Hさんが紹介すべきだね。
今年(2024年)も「バースデー休暇」という新しい制度ができました。さっそく僕、使わせてもらいました。
なにそれ?
自分の誕生月に1日、有給休暇がつくという制度です。今年からスタートです。
そういうの、いいね。もっといろいろ増やしてください。
あと紹介しなくてはならないのは、BBSならではの「ホイール貸与制度」ですね。
自分の車用に、BBSホイールを無償で借りることができます。
社外のクルマ好きの人が聞いたら、うらやましくて地団太踏む制度です(笑)
社員の皆さんからも好評です。
福利厚生制度については、BBSはけっこう先駆的だと思います。というのも、新田社長はベビー用品の会社の出身で、女性や子ども、家庭生活に対してものすごく気配りが行き届いてるんです。
独身でアパート暮らしの僕としては、家賃補助が嬉しい。大学時代の友人と情報交換しますが、BBSが一番手厚い。それはありがたいですね。
帰省手当もあるでしょ?
そうですね。県外組にはありがたい制度ですよね。
TOPICS 09
番外編:ちょっとマル秘な開発体験談
2023年の東京オートサロンで発表した新製品について、T・Nさん、茨城のテストコースへ行ってこられたんですよね?
そうです。
まったく新しい製品ということで、実車を持ち込んでの走行テストをしました。
他の会社じゃなかなかできない体験ですね。
T・Nさんは、あの45度バンクのテストコースを走ってきたんですか?
さすがに走ってはいませんが、テストコースでハンドルは握ってきました(笑)
いいですね!
はい!
自分たちが設計したものが、コースで走った時にどうなのかを知るための、とても貴重な機会でした。
この体験、今後は他の部署の人たちにも広げていければいいんじゃないかなあ。自分たちの仕事に誇りを持ってもらえる、そのための機会にしていければいいなと思っています。