あなたがBBSに入社した理由は?
Why did you join BBS?
学生時代にはデザインを学び、卒業制作では「鋳造」で作品づくりに挑戦。もとから車好きなこともあり、金属を加工する面白さに惹かれてBBSジャパンに入社しました。
PERSON 03
どんな仕事をしていますか?
初のホイールデザイナーとして入社
次なるBBSの「顔」となるデザインに取り組む
意外に思われるかもしれませんが、私が入社するまでBBSには「デザイナー」はいませんでした。それまでは金属の特性や構造の力学、軽量化…といった機能性をとことん追い求めていった結果、「LM」シリーズに代表される「あの形」のホイールとなっていたのです。いわば物理学的必然のデザイン。その「クロススポークデザイン」はBBSの伝統として受け継がれ、世界中のお客様から高い評価を受けてきました。先輩たちが作ってきたこのレガシーの上に、いかにして「次のBBS」を作るか。先輩たちとは違うアプローチで、次なるBBSの「顔」となるデザインを作ること。それがデザイナーを採用した理由であり、私が取り組んでいるテーマでもあります。
PERSON 03
自慢できる成果はありますか?
「ハイエースにもBBSを」
そんな声に応えたRT-Xをデザイン
新しいBBSデザインへのアプローチのひとつが、市場ニーズを意識したデザイン開発。私が手がけたホイールRT-Xもそのひとつです。BBSというとスポーツカーのイメージがありますが、ハイエースに乗っている人の中にも、BBSファンがいらっしゃる。そこで開発したのがRT-Xでした。アウトドアにもマッチするゴツさをコンセプトに、タフなデザインを開発しました。これまでとは違うアプローチで2年間かけて製品化したこの新製品。ホイールデザイナーとしての私にとって、大きな一歩となるプロジェクトでした。
1週間の仕事の時間配分
オフの1日
DOBERMAN INFINITYにハマってます。
年に3、4回はライブに行ってます。
めちゃくちゃ楽しくてとても元気になるので、みなさんもぜひ一度、ライブに行ってみてください!
PERSON 03
今後どんな課題に取り組んでいきたいですか?
BBSに「デザイン文化」を
根付かせたい!
次のプロジェクトとして、BBSが開発した新素材「FORTEGA(フォルテガ)」を使った製品開発を進めています。軽くて強い新素材フォルテガが狙っているのは、車重の重い電気自動車マーケットです。EVは電池が重いので、より強靭なホイールが求められます。そこで私が考案したのが、細いスポークを二重化したデザイン。BBSでは初の構造なので理系の上司は渋っていましたが、説得して製品化へ。もうすぐ市場に出る予定です。「性能&機能」重視が風土となってきたBBSですが、そこに「デザイン性」という新たな軸を加えたい。社内にデザインの文化を根付かせていくのが、私の役割だと思っています。